ポリッシャーの簡単な初歩や基本的な使い方... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

底面に取り付けられたブラシなどを主に電力を用いて回転させ、床などを効果的に洗浄する清掃機器がポリッシャーです。その効果はデッキブラシで洗浄する場合と比較して、より簡単に作業が行える魅力を備えています。その為ポリッシャーとは、高い作業効果が得られるとともに、それに関わる時間と労力を節約することにも貢献してくれる存在になります。また、この清掃機器にはビルや店舗などの床洗浄、床磨き、および床のワックスを落とす作業に用いる大型機種の他、自動車の車体を磨いたり、ワックスを掛ける際に使用する手持ちタイプのポリッシャーも存在します。更に業務用だけでなく、一般家庭でも浴室や台所などで便利に使用できる手持ちタイプのポリッシャーが、数々販売されております。従いましてポリッシャーとは幾多もの種類が存在し、業務用や家庭用を問わず、様々な場面で利用できる有効な清掃機器になります。

一般家庭でポリッシャーを導入して各清掃作業に掛かる負担を軽減させたい場合では、初心者にオススメのポリッシャーの使い方と致しまして、浴室掃除に用いるという使い方があります。浴室掃除は一般家庭での清掃場所と致しましても、特に労力を必要とする場所でありますから、ポリッシャーの洗浄効果を富に役立てることができます。この用途に用いる場合でありますと、浴室用のタイプが数々市販されておりますので、その導入がオススメになります。また、柄などのアタッチメントが付属する製品では、腰をかがめずに清掃できる場合も多々ありますので、腰への負担を減らしたい場合には魅力的な製品になります。一方、将来的に自動車の車体磨きにチャレンジしたい場合では、浴室用の製品ではなく、手持ちタイプのポリッシャーを用いることも有意義です。まずは練習として浴室の床やバスタブなどを磨き、ポリッシャーの独特な操作感覚を身に付けておくという使い方も有効な利用方法になります。

ポリッシャーは簡単に使える清掃機器であり、例え床用の大型機種でありましても、それ程力を必要と致しません。ブラシなどの回転する力を有効に用いることで、任意の場所にスムーズにポリッシャーを移動させることができます。但し、それにはまず回転するポリッシャーを自在にコントロールするコツを身に付ける必要があります。床用の12インチクラスの機種でありますと、ポリッシャー本体もそれなりの重量がありますので、腕力だけで強引に扱おうとした場合ではかなり力が必要になります。しかし、ひと度回転運動のコツを掴みますと、極めて軽い力だけで簡単に左右および前後、あるいは斜め方向などへ、意のままにポリッシャーを動かすことができます。

ポリッシャーを使うのに必要な準備でありますが、まずは本体の取付け部分にブラシなどをセットします。この際は、確実に取付け部分に噛ませるようにすることがポイントです。機種により、外れそうな感がある場合もあるかも知れませんが、実際に回転した場合では取付け部分にハマる方向に回転致しますから、使用中に外れることは基本的にありません。これはどの機種でありましても基本にやり方は同じでありますが、自動車の車体を磨く場合では「ブラシ」ではなく「バフ」をセットするなど、磨く対象や利用方法によりましてセットする装着物を適切に選択することが大切です。そして本体のスイッチが「OFF」の状態であることを確かめてからコンセントを差し込みます。また、手持ちタイプなど、充電方式の場合では予めバッテリーに充電しておきます。その後、床用の機種の場合では作業し易い位置にハンドル部分を固定して、上げ下げ方式の車輪を上げますと準備が完了致します。

使い方や手順でありますが、利用方法が何れの場合でありましても、回転する力を有効に活用するということが基本的なやり方であり、使い方のコツになります。床用の機種を例に致しますと、ポリッシャーを右方向に移動させたい時はハンドル部分を上に持ち上げ、左に移動させたい時にはハンドル部分を下げます。そして前に進めたい時はハンドル部分の右側を持ち上げ、後ろに後退させたい時はハンドル部分の左側を持ち上げます。これらのバランスを上手く取ることで、ポリッシャーを自在に制御することができます。一方、自動車の車体を磨くという利用方法の手順では、まず小傷を取る際はウールのバフを本体にセットして、小傷用のコンパウンドを使用します。その後ウレタンバフをセットして、鏡面に仕上げられるタイプのコンパウンドを使用するなど、段階を追ってセットするバフと使用するコンパウンドの種類を使い分けることがポイントになります。

ポリッシャーを使用する大きな利点は作業効率の向上が望めることであり、労力の軽減や作業時間の短縮まで、トータルでその恩恵を得ることができます。例えば広範囲での床の洗浄作業などでは電動による効果が非常に大きく、デッキブラシやモップ、あるいは雑巾掛けとは比較にならない程簡単な作業で大きな効果が期待できます。また、自動車の車体を磨く場合では、手作業であれば一日掛かるかも知れない作業を、二時間など数時間で仕上げられることも大きな利点になります。その他、家庭での浴室掃除という利用方法では、柄の付いたタイプの電動ポリッシャーではしゃがんで清掃作業を行う必要もなく、人力で磨く必要もありませんので、とても楽に浴室掃除を行うことができます。その為腰痛をお持ちの方は勿論、腰痛予防という観点におきましても、ポリッシャーには利点が備わっています。

ポリッシャーの利用時の注意点と致しまして、床用の機種で作業を行う際、ハンドル操作で進む方向を制御することになりますが、そのやり方はあくまでもソフトに軽く行うことがポイントになります。特に初心者の場合、始めはブラシの力強い回転により、ポリッシャー自体が任意の方向とは別の方向に自走してしまうこともあります。乱暴なやり方では更にそれに拍車を掛けてしまいますので、上下左右にハンドルを操作する際は、ソフトに軽く行うやり方が基本になります。一方、自動車の車体を磨くという利用方法でもそれは基本的に同様でありますが、車体を磨く際はバフ全体で磨くようにすることも大切です。一定のリズムで動かし続け、一か所を磨き過ぎないということに注意する必要があります。また、ドア部分などの側面を磨く際は、屋根やボンネットを磨く際と同程度の圧力で磨くように調節することも、重要な注意点になります。更に電源ケーブルがある際は、その電源ケーブルで車体を擦らないように注意する必要があります。

全体的なまとめと致しまして、この清掃機器は業務用での床磨きを始め、自動車に用いたり家庭でも便利に活用できるなど、時間と手間の軽減と高い作業効果を望んだ場合では大変有効な存在になります。また、回転運動という独特な仕様を持つ機器でもありますから、その基本的な使い方では、ブラシやバフなどの回転運動を適切に制御して利用することがポイントになります。そのコツを掴む感覚は自転車にも良く似ており、初めて自転車を乗る場合ではとてもバランスなど取れなかったものが、ひと度そのコツを掴んだ後は自由に乗りこなせるようになることと良く似ています。一方、床用の機種の場合では清掃作業後に保管する際は、本体からブラシなどを取り外して保管することがポイントになります。本体にセットした状態で保管した場合ではブラシが変形するなど、その後の使用に影響が出てくる場合もありますので留意が必要です。その他、家庭で自動車の車体を磨くことを目的に導入する際は、ダブルアクションタイプを選択致しますと、作業が行い易くなる傾向があります。その為この利用方法で導入する場合では、検討に値するポリッシャーになります。