セット動噴の簡単な初歩や基本的な使い方・... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

セット動噴とは、動力噴霧器のうち特定の機能をバラ売りされているものの一種です。動力噴霧器とは、液体の農薬や肥料を散布する際に使われる、ガソリンや電池を用いて動力を得る農業器具の総称です。手で圧力を掛けて使われる手動式とは異なり、農業機械の中ではプロ用として多くが販売されてきました。ですが最近ではホームセンターなどでも販売されており、一般の方でも購入できるようになっています。セット動噴は、その中でも「散布する動力が一体になっている」商品のことを指します。初歩で勘違いしてしまう方もいますが、これはこの商品だけで散布が可能というわけではなく、あくまで動力が付いている散布機械のことです。実際に散布を行うには、別途「タンク」「ホース」「ノズル」が必要になるので注意が必要です。メーカーのセット内容によってはそれらの一部が付属した状態で販売されている場合もあります。全てが揃っている状態で販売されているものはエンジン式噴霧器やタンク付き噴霧器と言われていますので注意が必要です。

薬液を入れるタンクだけある等の環境の場合、セット動噴を購入すればタンクを活用して散布を行うことができます。説明書に従って確実に取り付けを行ってください。タンクを背負う必要がありませんので、力の弱い女性やお年寄りも比較的楽に作業することができます。セット動噴を使って散布する場合、タンクの容量によって背負い式動噴に比べてより大量の薬液を散布することができます。長時間散布する場合などは、気温の上がる時間を避け、早朝や夕方などに作業を行うようにしましょう。気化した薬液を吸い込むなどして危険な場合があります。散布の際には保護メガネやマスクなどの各種保護具を着用し、散布しようとする対象以外に薬液が飛散しないように十分注意してください。

セット動噴とは、噴霧器の一種であり、噴霧器で噴霧するために必要となる動力が一体となっているもののことをいいます。要するに、単体動噴に動力が備わった機器のことを意味しています。これは、セット動噴を知るために、知っておくべき初歩的且つ基本的な知識となります。この機器は、農作業において用いられることになっています。農作業では、この機器に液体を霧状に吹き出しして田畑等に存在する害虫等を駆除することになります。これは、この機器の使い方及び利用方法の基本的なものとなります。セット動噴は、機器によっては、三連プランジャーが備わっている物が有り、それによって脈動を防止して安定して薬剤等の噴霧ができるとされています。

セット動噴だけでなく、噴霧器を使用する際は人体に有害な薬剤等を使用することになります。作業者は、防毒マスク、保護メガネ、保護手袋、安全靴や耳栓、そして耐酸性が優れている保護衣服を着用しなければなりません。薬剤を使用することに関しては、労働衛生保護に関する法令では保護具着用は必須となります。薬剤ですが、有機溶剤を含むものは、原則として使用してはいけないことになります。ただ、例外として、使用後は清水で洗浄することを条件に認められています。有機溶剤を含有した薬剤の洗浄が不十分であれば、機器の故障に繋がります。それだけでなく、保護具を着用しても薬剤を散布する際は風向きに注意しなければなりません。作業をする際は、朝夕の気温が比較的低い時間帯に行います。気温が高くなってしまうと、薬剤の蒸気を吸引してしまう恐れが在ります。

薬剤を散布する作業の前にしなければならないこととしては、噴霧ホース等の取り付けとなります。そして、給水ホースや余水ホースを取り付けして薬剤タンク内に入れることになります。噴霧器を使用する前には、エンジンオイル及び燃料の確認をすることになります。給油量は、製品に添付されている説明書に記載されており、それに従うことになります。作業時のエンジンの回転ですが、基本的に高速回転とします。また、薬剤が無くなったら速やかにエンジンを停止させなければなりません。空運転をしてしまえば、ポンプ等が破損してしまいます。薬剤の散布ですが、風が吹いている場合は弱い時に散布します。散布の位置や方向は事前にしっかりと確認します。また、適正な量を散布しなければ、衛生面で人体に害が及ぶことになります。作業後は、必ずうがいをしなければなりませんし、全身洗浄は必須となります。

セット動噴は、田畑等に存在する無数の害虫を円滑に除去するために開発された噴霧器の一種です。薬剤を使用する際は、原則として有機溶剤を含有していないものを使用します。例外的に、人体に有害とされる有機溶剤を含有したものを使用する場合は、十分な洗浄をしなければ機器を害することになりかねません。作業時は、衛生保護具を着用します。ただ、十分に着用をしていたとしても、気温が高い場合は薬剤から出る蒸気を吸引してしまったり、散布をする際は風向きを常に気にしなければなりません。噴霧器を使用する場合は、添付されている説明書を読まなければなりません。薬剤が無くなった際は、エンジンを停止しなければなりません。これを怠ると、機器を害することになります。作業が終了したら、うがいをし、全身洗浄をしなければなりません。これを怠ると、農作業での適正な薬剤使用は望めません。

基本の仕様として「タンク」「ホース」「ノズル」はセット動噴本体に取り付けられていませんので、自分で用意して接続する必要があります。説明書をよく読み、正しいやり方で確実に接続してください。使用する前には、オイルと燃料の確認を必ず行います。エンジンの種類によって使用する燃料の種類が違うので注意が必要です。また、全身を防護服などで保護すること、薬液を吸い込まないようマスクの着用を必ずしてください。薬害を防ぐため、使用後には全身をよく洗い、うがいをするようにしましょう。散布の際には、風上から風下に向かって作業します。風の強い場合には使用しないでください。タンク内の薬液がなくなったら速やかにエンジンを停止してください。空運転を続けるとポンプ破損の原因になります。

農作業を行う方の悩みのひとつに、使用する機械の重さがあります。背負いタイプの動噴はタンクも一緒に背負わなければならないため、非力な女性やお年寄りには辛い作業です。セット動噴の良いところは、タンクを直接背負わなくても薬液の散布が行えることでしょう。自身でホースの接続などを行わなければならないというデメリットはありますが、背負い式よりも大量の薬液が散布できることや、高い圧力を誇るという大きな利点があります。圧力が高いということは、それだけ遠距離への散布も可能になるということですので、広い場所でもムラのない散布ができます。例えば水田などで使いたい場合は、軽トラの荷台に大型のタンクと動噴を載せて畔道から散布するという利用方法もあります。ノズルやホースにもいろいろな種類がありますので、やり方次第で様々な使い方が見込めるのがセット動噴です。