JR東海株主優待券の簡単な初歩や基本的な... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

株式を上場している企業の中には、自社株を保有する【株主】に対して、感謝を込めて、年に一度、あるいは数回、サービス券などを発行します。サービスの内容は、企業によって違いますので、株を保有されている方は、その企業に問い合わせされるか、ホームページなどで確認をして下さい。これから、ご紹介する【JR東海】も、株主優待券を発行しております。JR東海株主優待券とは、正式名称『東海旅客鉄道株式会社』が発行する株を保有する、株主(毎年3月31日に株主名簿に登録されている方、あるいは法人)に、年に一度に発行される「株主優待割引券」のことです。この優待券の発行枚数は、保有株数に応じて、5月下旬に郵送されます。例として、100株～1.000株まで保有で、100株に対して1枚、その他には、保有株数が1.000株を超える場合は、優待券10枚プラス、1.000株超過分200株ごとに1枚となっています。

【JR東海株主優待券】の初歩の使い方としては、JR東海の営業路線内の片道運賃や、特急券、急行券、グリーン券や指定席券(いずれも片道)が、券一枚につき、一割引となっております。尚、二枚同時に利用可能なので、最大20％OFFになります。駅の窓口に株主優待券を出して、例えば「東京～大阪間」のぞみ指定席利用で、通常乗車券が8.510円と特急券5.540円で、合計14.050円ですが、優待を一枚利用で、乗車券7.650円、特急券が4.980円となり、合計12.630円ですので、約1.400円が割引になりますので、二枚同時利用で、約2.800円が割引になります。この優待券には、新幹線回数券にある「利用不可期間」がありませんので、ゴールデンウィークや、お盆、年末年始でも利用可能です。

お盆やお正月などの帰省などで東京と名古屋の間を移動するという人はJR東海株主優待券を使って交通費の節約を行いましょう。切符を買うときに緑の窓口で提示を行えば切符代が割引になります。窓口に株主優待券をもっていくだけですのでとても簡単に使うことができます。特に難しい手順はありませんのでぜひ利用してみましょう。また、仕事や旅行などでJ東海を使って長距離移動をする人にもおススメです。いつもは自由席だけどゆっくり指定席に座りたいときや、思い切ってグリーン車で移動したいときになど使ってみるというのもよいでしょう。繁忙期に使えないということがなく、一年中使うことができますので、どのようなタイミングでも利用可能です。

JR東海株主優待券を使うのに必要な準備ですが、まずは優待券を手に入れましょう。手に入れる方法はいくつかあります。もしお金に余裕がある人でしたら、株を購入して優待券を手に入れましょう。株式の数によってもらえる数が決まっています。自分が一年間で何回使うかを考えて購入するとよいでしょう。株を買うというのはハードルが高いという人は金券ショップやネットオークションを使って入手しましょう。ただし、本当にお得になるのかどうかは事前に検討が必要です。JR東海株主優待券の場合、最大で二割引になりますのでその価格よりも低い価格で優待券を購入しないと損になってしまいますので注意が必要です。株主優待券の価格が高くて結局損をしてしまったなどという初歩的なミスをおかさないように事前に計算をしてから優待券を購入しましょう。

JR東海株主優待券の基本的な利用方法について説明します。まずはJR東海エリアの駅の窓口にいきましょう。そこで切符を購入する際に窓口の人に株主優待券を使用すると伝えましょう。そうすると提示を求められますので、持っている優待券を手渡せばOKです。もしわからないことがあれば、切符を購入する際に窓口の人に質問してみましょう。優待券は一枚使用で一割引になります。新幹線に乗る場合には、往復で最大二枚使用することができますので2割引になります。注意が必要なのは、定期の購入には使えないという点です。このほかにもJR東海のICカードの入金などにも使えません。このほかにも使用できない場合がありますので、金券ショップなどで購入する場合はよく確認してからにしましょう。

JR東海株主優待券を使うメリットとしては、一番は交通費の節約を行うことができるという点です。毎年必ず新幹線を使う予定がある人は特に優待券がおススメです。飛行機などで移動する方法もありますが、お盆や年末年始などにはおおきな割引はほとんどありません。しかし、JR東海株主優待券の場合には時期に関係なくいつでも最大2割引になります。これは非常にお得だといえるでしょう。また使い方も窓口にいって提示を行うだけなのでとても簡単です。また、意外と簡単にネットオークションや金券ショップで手に入れることができるのもよい点です。お盆前や年末年始の前などには価格が高騰してしまう場合がありますので、予定が決まっているという人は早めに購入を行っておくとよいでしょう。

JR東海株主優待券の利用で注意して欲しいのは、基本的にJR東海の営業路線に限りますので、それ以外には利用が出来ません。新幹線は、東海道新幹線だけになりますので、例えば「東京～広島(JR西日本)」など、キップには利用出来ませし、東京方面も、東京駅か品川駅までとなります。通常のキップですと、東京都区内発～名古屋発で【新宿駅】利用が出来ますが、株主優待券の場合、JR東海の営業路線内となりますので、東京駅か、品川駅から新宿駅までは、別途キップの購入が必要となります。その他、回数券、定期券、新幹線回数券およびTOICA乗車券には利用出来ません。また寝台をご利用の場合は運賃、料金ともに、株主優待券の利用が出来ませんので、どうぞご注意下さい。

JR東海の営業路線内だけとは言いますが、頻繁に利用される方にとっては、非常に良いサービスだと思います。是非、JR東海の株主になり、優待券をいただきたいですね。最後に有効な利用方法としてJR東海の旅行「東海ツアーズ」の【ぷらっとこだま】と併用すると、最大約6.900円更に安くなり、普通の指定席料金で、グリーン席が利用出来ます。但し前日(ネット申込みは5日前)までに申し込みをする必要がありますので、ご注意下さい。また「こだま」ですので、各駅停車となり、新幹線より、1時間利用時間が掛かりますので、お急ぎの方は、新幹線を利用されることをお勧めします。電車の旅を、お弁当を食べながら、株主として優待券で、特別扱いされ、満喫できるなら、1時間くらい余計に掛かるのも、良い旅に一味加わる気がして、楽しいと思います。是非、優待券を上手に利用しましょう。