スライディングボードの簡単な初歩や基本的... | 初めての利用方法や使用方法・初心者でも簡単 使い方ラボ

スライディングボードとは、介護をするときの道具です。介護が必要な状態にはいろいろあります。認知などの面でコミュニケーションが取りにくい場合、体が不自由で動かせない場合、どちらにも該当する場合があります。体が不自由な場合は寝ていることが多くなりがちですが、できれば外出などをすることで脳などを動かすようにしたいです。でも外出するのが苦痛になるとなかなか出ようとしてくれないことがあります。スライディングボードは、体が不自由で立ったり歩くことが困難な場合において、ベッドから車椅子などに移動するときに使う道具になります。ベッドからの移動に関しては、介護者が大変のようにも感じますが、介護される方も大変です。互いに楽な状態であれば、介護される側も負担を減らせるようになります。少しでも負担が減らせる道具です。

初心者がスライディングボードを使うときの使い方は、初歩の段階として使える環境かどうかになります。ベッドと車椅子の状況によっては使えない場合があります。ベッドは高さが変えられて、転落防止などが外せるかどうかです。車椅子はアームレストやフットレストを移動させたりすることができるかです。これらが可能なら使うことができます。被介護者は別途から起こしベッドに座った状態にします。車椅子をベッドに横付けします。ベッドの高さが車椅子の座面より少し高いぐらいが良いです。スライディングボードを被介護者の片方のお尻に乗せ、端は車椅子に載せます。後は介護者の手助けで車椅子のほうにスライドするようにして移動させて完了です。

最近の日本の話題の中で頻繁に出てくるのが、高齢者の介護の問題です。少子高齢化という言葉が標語のようになってしまい、誰でも親がいますので、親が存命の場合には、長寿社会ですから、親の面倒を見ないといけないということになります。そうなると誰でもその問題に直面するということで、介護の専門家にならないと親の介護にも支障が出るということになります。親子介護ということでは一言で済んでしまいますが、現実は非常に厳しいと言わざるを得ません。本来は介護の分野の専門家までいますから、素人ができることには限界があるわけで、特に介護では、いきなり素人が介護をするように強制される状態になるわけです。そのような場合に、できるだけ介護をしやすいようなアイテムがあると楽になりますが、それらが、たくさん生まれてきています。そのひとつがスライディングボードということになります。

介護用の便利グッズということではスライディングボードがりますが、これが非常に介護をするのには便利です。素人が介護をする場合に、困ることがたくさんありますが、そのひとつが高齢者を動かすということです。特に体格が大きな人の場合には、非常に苦労するわけです。また夫婦で介護をする場合にも大柄な夫を小柄な妻が介護をするという場合もあるわけで、寝返りをうたせるのも一苦労ということがあります。しかし移動をしないといけないことはさまざまあります。特に利用されるのが車いすです。これはレンタルなどもあるので、介護度が高ければ安く借りることができますが、問題はベッドなどから車椅子への移動です。これは簡単に見えますが非常に難しいわけです。その時に使えるのがスライディングボードということになります。

スライディングボードは初歩的な介護の器具で、構造も使い方も基本的なもので簡単で便利です。要するに平たい板ということになります。利用方法としては、まずベットに座らせます。そして車椅子を寄せます。その時に、車いすの片側が起こすことができるものを利用します。そうすると起こしてから移動させなくて済むからです。そのようなタイプの車いすを購入するかレンタルしておくかします。あとはこのスライディングボードをベッドと車いすの座る部分に橋渡しのように置きます。あとはベッドから体を横にずらせれば、車いすのほうに移動できるということで、介護をするほうにとっては非常に便利な方法で移動ができます。また車いすからベッドへの移動も簡単にできますので非常に優れているアイテムです。

スライディングボードがどれほど便利かは、介護をしている人には非常によくわかるということですが、今まではベッドから持ち上げて車いすに移動をしました。大人を持ち上げるのですから、非常に労力がいります。特に大柄な人の場合には、介護をするほうでも、腰をやられたりします。それが毎日何回も行われたりするからです。寝たきりになるまで続くわけです。しかしこの便利グッズがあれば、それらの負担がなくなるので、非常に助かるということになります。ですのでこれらの介護の便利グッズは、常に新しいものの情報を得て、できるだけ楽に介護ができるようにすべきです。介護はいつ終わるかわからないマラソンのような耐久レースだからです。そのような時にこのようなアイテムは非常に助かるわけです。

スライディングボードの利用方法での注意点としては、必ずしも全ての環境で使えるわけではありません。車椅子やベッドが使える環境か、機能があるかを知っておく必要があります。この方法で行えるのはベッドから車椅子への移動と車椅子からベッドへの移動です。両方ができて初めて使えます。車椅子への移動しか行えない状態だとそのときに負担が生じます。ベッドの高さを変える事ができれば基本的にはどちらにも使うことができるので、被介護者、介護者同士で話し合って挑戦してみるのがいいでしょう。ベッドから車椅子への移動の場合は滑り方が悪いと前方に落ちてしまうことがあります。介護者はずらす手助けだけでなく、落ちないように支える必要もあります。

スライディングボードの全体的なまとめとして、体が不自由でベッドから車椅子への移動に負担がある場合に、それを軽減するための道具です。ベッドや車椅子に条件はつきますが、これを利用すると被介護者もそれほど力を使わず、介護者も被介護者を抱えるなどの負担がなくなるので互いに楽に移動ができるようになります。基本的には相互に移動ができます。このときには高いところから低いところに滑り降りる力を使います。車椅子に移動するときはベッドを少し高めにしておき、ベッドに移動するときはベッドを車椅子よりも少し低めにしておきます。後は高いところから低いところに滑っていく感覚で移動をします。介護者としては、被介護者の体の状況を確認しながら行います。滑らせるときには前のほうに倒れないようにします。息を上手く合わせて行うようにします。